やまがたすみこソロライブ
「うれしいね、すみちゃん」

〜間違えちゃったら、もう一度最初から・カプチーノが紅茶に戻った日〜


入場チケット
前回のソロライブ・2002年10月の「やまがたすみこコンサート2002」(代々木上原)から10年と7ヶ月。
銀婚式ジョイントライブやクラフト同窓会ライブへのゲスト出演などはあったものの、 永く途絶えていたソロライブが、遂に復活しました。
CD販売のお知らせ

ライブ案内

入場手順のご案内

ステージは正面中央にすみこさん用のマイクと譜面台、向かって左に井上鑑さんの使うグランドピアノと 電子キーボード、右にサポートプレイヤーのギターがズラリと並び、奥にはパーカッションが 配置されています。
やがて、客席の間をぬって、すみこさんはじめ、出演者が登場。
part1
Never Been Gone  《Carly Simon"SPY"》
雨の日曜日  《サマーシェイド》
近年のライブでよく歌ってる、"Never Been Gone"でスタート。
そして、井上鑑さんの手になる、秀麗なアレンジの「雨の日曜日」へと続きます。
僕ら、この歌でカプチーノという飲み物の名前を覚えましたっけ。
実際に飲んだのは、それから更に何年も経ってからでしたが。
「おいしいカプチノいれてあげるわ」という歌詞が、とてもハイセンスで都会の香りがしたもんです。
だから、すみこさんが「おいしい紅茶いれてあげるわ」と歌ったとき、声にならない叫びをあげていました。
そうしてびっくりしているうちに、「シェルブールの雨傘」のイントロを巧みに織り込んだ演奏が 終了…。
「どうも、ご無沙汰しています」と、遠慮がちなすみこさんの第一声。
「完売なんて、あり得ないと思っていましたけれど、忘れないでいてくれて、ありがとうございました」
「大人になってから40代で新宿で2回と代々木上原でライブをやったけど、覚えている方?」と問われて 挙手が沢山。
青山の銀婚式ライブのお話も少し。そこから9年ぶりでしたね。
このライブ、去年のCD「うれしいね、スミちゃん」がきっかけでした。
プロデューサーの浜田さんからライブをやろうと誘われ、断っていたものの、「いや、いいんですよ、 間違えちゃったらまた最初からやり直せば…」
で、「あ、そうですね」と思ってしまったから。
「最初からやります?」
ブルームーン 《 虹》
ホリディ 《虹》
「楽しくなってきた」とスミ
「70年代の、やまがたすみこを、知ってる人?」はーい
「じゃあその頃、コンサートを聴きに来たことがあるという方?」はーい
「今の歌なんか、知ってるよ、って方?」はーい
「懐かしい?」
デビューしてから手紙を貰ったりする中で、詩を書いてくれる人があって、それに曲を付けて レコーディングもしていたというお話のあと、その作詞者・三森たかし氏が紹介されました。
そして、草加在住の頃の懐かしい田園風景を語って、次の曲へ
日がな一日 《オルゴール》
CM WORKS-1 もめんと木 《うれしいね、すみちゃん》
CM WORKS-2 大きなカラダ、小さなカラダ 《うれしいね、すみちゃん》
CM WORKS-3 ただいまのあとは 《Sumiko Rareities》
放送が始まった頃、『これ、スミの声にも聞こえるけど、本当にスミ?』と惑わされた人もいた問題(笑)作。
今回はフルコーラスで楽しませてくれました。
CM WORKS-4 ありがとうあなた 《うれしいね、すみちゃん》
家族・親戚でカラオケに行って、年下の従姉妹の皆さんにせがまれて歌っただけで、人前で初めて 歌う歌、と紹介してくれたのが次の歌。
そうかー、アニメの企画ライブにでも出演しない限りは歌わないかもね。
CM WORKS-5 虹になりたい 《Sumiko Rareities》
CM WORKS-6 モリハナエ「蝶」 《うれしいね、すみちゃん》
「サクサクと進んでます」
(笑)
「ここでウケる?」
「コマーシャルの曲といえば、これをやらない訳にいかない。人前では一度だけ歌ったことがあります、 新宿のライブで」
「その昔の西武のテーマソングで」
そして、ネット通販?にノセられてタオルケットを買い、カレー皿を買いそうになったことを 暴露(?)する艦さんにプチ切れ。いや、プチ切れ程度か?
CM WORKS-7 うれしいね、サッちゃん 《うれしいね、すみちゃん》
「それじゃ、また30分後にお会いしましょう」

part2-1
トークコーナー
「これを逃すと、あと何年後になるか判らない」スミのトークショーです。
「十代の頃、仕事をしていたのって、正味3〜4年…」とスミが言ったら、 「結婚するからだよ!」って、そのツッコミはIさん?
司会者とやりとりを簡単にまとめると、
「ライブはやりません」って言っていたのを、プロデューサーの濱田さんから「間違えたら、また最初から やり直せばいいから」って言われて、「ああ、そうか」と思ってしまったのがライブをやるきっかけ。
「虹になりたい」を初めてステージで披露した話で、昔カラオケでスミに歌わせた?親戚席の皆さんが 大ウケ。
そして、「雨の日曜日」で「おいしいカプチーノ」という歌詞を「おいしい紅茶」と変えて歌った件について。
大半のすみこファンは歌った瞬間、気づいていましたけど、これは元々「紅茶」と書いていたものを、当時の ディレクターが、
「紅茶なんてしみったれてる。カプチーノにしよう!と変えられてしまったんだそう。
スミ自身は当時カプチーノなんて飲んだこともなくて、「コーヒーらしい」とは判っていたけれど、後年、 実際にカプチーノを飲んでみると、「こんなの家で淹れられるわけない、エスプレッソマシンもないのに」 と思ったとか。
考えてみれば、70年代、一人暮らしの若い男性が自宅にエスプレッソマシンやデミタスコーヒーの 器具なんか持ってたら、それはそれでなんかイヤ(笑)
スミは紅茶党なんだそうで「紅茶って奥が深いんですよ」
「やっぱり紅茶がいいなあ、と思って紅茶にしました」
こうして、スミは永年の胸のつかえを解消したのでした。
ここで、クラフトの三井誠氏登場。
クラフト、グレープなどと組んで各地を回った頃のお話など。
未成年のスミは、おミソ扱いだった…。 のは、まあ無理もないか。
一緒に飲みにも行けないしねえ。

そして、メールの紹介・質問コーナー

質問 1
「風に吹かれて行こう」「チューニングラブ」で「ぼく」という言葉を使った意図は?

「えーと、全っ然わかんない。あと、チューニングラブは男の人の歌だから。三森さん作詞のものは 男の人の作詞だし」
忘却力全開ですなあ…
質問 2
「今年でデビュー40周年だけど、この40年間で一番思い出に残っていることは?」

「やまがたすみこ、という平仮名の名前で『赤い鳥』の妹分みたいな感じで歌ったときの緊張感は残ってます」
質問 3
「私はパン屋をしていますが、パンは好きですか?好きならば、どんなパンですか?」

「パンは好きです。最近は、米粉を使った、もっちり系のパンかな」
質問 4
「旦那様と音楽のことで意見が衝突したことは?また、その解決方法は?」

「判ってる筈、という前提で喋ってしまうと良くないなあ、とは思います」
質問 5
「全国に、すみこファンがいると思いますが、東京以外でライブをやる予定はいですか?出来れば、九州でも…」

[申し訳ないんですけど、やっぱりやるとしたら東京になってしまうんで… ていうより、この先ライブをやる予定 がないもので」
「でも。自分で責任が取れなくなるといけないんだけど、企画して下さる方がいらっしゃれば、 と言いそうになったんだけど…いや、止めとこ」
つまりこれって、イヤだイヤだと言いながら、やってしまうと、またライブをやりたくなるスミの 王道パターンってこと?
それと、私の経験から言えば、九州内の移動よりも、東京へ出たほうが時間も経費も少なくて済むという、 笑っちゃう現実があります。
だから、本当に聴きたいならば上京するのが「吉と出た」
質問 6
「CMソングの録音(特に短いバージョン)で心掛けていることは?」

「短いバージョンは一言で全てを言わなくちゃいけないので、舌は短いけれど、ちゃんと言わなきゃ、 ってのはありますね」
「舌が短い」ネタは昔っからのテッパン芸だよなあ。
part2-2
Correspondent 《歌が降りて来る》
鑑さんのピアノ伴奏だけで、たゆたうように静かに歌うすみこさん。
そのまま、次のナンバーへ。
Army Doreamers 《歌が降りて来る》
「ここからは、井上鑑がどっぷりと…」
「大人になってから初めて作ったアルバムに入れた曲ですが、これ(次の曲)はそのリメイクで、年代ははっきりと 覚えています」
って、アルバムタイトルに「2010」って明記されてるし^^;
睡蓮 《歌が降りて来る2010》
これは元来、小田木望さんの為に鑑さんが作ったナンバーでしたね。
やっぱり、すみこさんのほうが「可愛い」
ブナの木は揺れていた 《歌が降りて来る》
ぼんやり犬 《歌が降りて来る》
今、三頭の犬がいるそうです。
この歌を作った頃のゴールデンレトリバーは、もういなくて、今のコはすみこさん命(笑)で、鑑さんは 全力で無視。
うーん、なんて「素直な」性格の犬なんだ。
夏の庭にて 《井上鑑"Croteria"》
散歩の革命 《井上鑑"System Overload"》
「私はいつも『最後』というつもりでやっています」
この言葉、それは常にすみこさんが、今現在のステージに全力を込めて臨んでいるんだっていう 覚悟なんだと受け止めました。
そして、ラストナンバーへ…
Torch/深い森と共に 《Host Town》
「ありがとうございましたー!」
そして、拍手の中、退場。
アンコール
「いやあ、もう終わりだなんてね。 …うれしい」(笑)
風に吹かれて行こう 《風、空、そして愛》
「もう、ないかも知れないんで。私のデビュー曲、知ってる人?」 もちろん、沢山の挙手が。
「歌って、欲しい人?」 はーい
「じゃあ歌うけど、私一度、体験してみたかったことが…」
そして、スミから客席全体でコーラスのリクエストが。
まったく空で歌える人も、モニターの歌詞を見ても歌えない人も、それでも会場みんなですみこさんと 共有できた時間でした。

…昨年の2月、デビュー40周年企画の話が出たときに、私は掲示板に、こんな事を書きました。

もう一つの案は、デビュー40周年のパーティーを企画して、すみこさんを招待するとか。
で、「風に吹かれて行こう」を僕らで合唱。
…他人が見たら引くぞ。
ていうか、すみこさんに引かれでもしたら大変^^;


ふとした思い付きだったけど、一緒に歌えたらいいなあ、とは思って書いた文章でした。
すみこさんが、これを読んでいたわけでもないだろうけど、図らずも夢が叶ったひとときでした。
何より、すみこさんが喜んでいたようだったのが、嬉しい。
夢色グライダー 《Flying》
拍手が鳴り止まぬ中、
「じゃあ、じゃあ」
やがて拍手が静まると、「もう一曲」
そしてノリノリの「夢色グラ0ダー」へ!
Come Home To Me Now 《雪のひとひら》
一旦は退場したものの、鳴り止まぬコールにこたえて、スミと鑑さんの二人が再登場。
「気持ちは歌う気満々ですが」
「もう廃盤になってしまったCDですが、なんとか復刻して欲しくて」
鑑さんも、このまま埋もれさせるには忍びない気持ちが強いのでは、とお見受けしました。

そして、次の言葉に、二人の並々ならぬ気持ちを感じました。
「私は、この歌で見送って欲しい」
当日配布された、セットメニュー
ちょっと読みにくいかもしれないけれど、会場の雰囲気ってことで見て下さい。

CD先行販売の告知ビラ
これこそ、ライブ会場でしか手に入らない、希少な(?)チラシ。

女神さまのボトル^^;)
今回のライブ、とても満足でしたけど、敢えて「満足だった」とは言わないでおきましょう。
だって、「うまくいかなかったらもう一度」っていうのが、ライブ「うれしいね、すみちゃん」の 基本コンセプト(笑)なんでしょう?

「もう一度」やりましょうよ!
ね?スミ。

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