風・空・そして愛 やまがたすみこフォークアルバム第一集

「十六歳のシンガーソングライター」と呼ばれ、そう派手ではないけど、FMラジオや AMの深夜放送で流れる、「やまがたすみこ」の歌声に惹かれたものでした。そして、発売された、 やまがたすみこフォークアルバム第一集。
思えば、こんな長い想いの始まりだったんだな・・・。

 
風に吹かれて行こう  山県すみ子/山県すみ子/青木望
やまがたすみこと言えば「風に吹かれて行こう」。
よく、ヒット曲がないと言われるスミですが、それでも多少ともスミの名前を知っている人なら、 この「風に吹かれて行こう」を挙げるでしょう。スミの名前を知らなくても、♪風に吹かれて ・・・というフレーズを憶えている人、けっこういます。
澄みきった歌声、リリックな詩の世界、そして全体に漂う「切なさ」。スミの音楽世界の全ての エッセンスが凝縮された、忘れられない名曲です。

赤い花白い花  中林ミエ/中林ミエ/小野崎孝輔
「赤い鳥」のナンバーとして良く知られた歌ですが、 スミが歌うと、なんだか昔懐かしい、童謡の世界に聞こえてくるのが不思議です・・・。

しあわせの足音  田口淑子/桂田実/小野崎孝輔
この歌の出自については、知識がありません。でも、恋への憧れにときめく 少女の、弾む心が表現された、いい歌です。

秋でもないのに  細野敦子/江波戸憲和/青木望
本田路津子さんの代表曲のカバーです。
本田路津子さんといえば、当時、完全に森山良子フォロワーとみなされていました。ギターを つまびき、作詞・作曲をこなし、高く澄んだ豊かな歌声・・・。
なんだ、良子さんも路津子さんも、スミも、みんな同じラインにいる人じゃないか^^;)

今日の日はさようなら  金子詔一/金子詔一/青木望
これ、オリジナルは誰だったっけ。忘れたな。それくらい、日本のフォーク のスタンダードなんだよね。まるで唱歌な歌い方なんだけど、気持ちよく高音が伸びてるな。

暗い砂浜  寺本圭一/小松久/青木望
ヴィレッジ・シンガーズの初期ナンバーのカバーです。
歌詞はなんだか寂しいのに、歌い方は素直・溌剌。まだ、歌の世界という ものを掴むには至っていない時期だった、という事でしょうか。

この広い野原いっぱい  小薗江圭子/森山良子/青木望
森山良子が大好きだったというスミ。この歌をカバーする事は、スミにとって 必然だったのでしょう。良子姉さんに遥かに及ばないのは、仕方ありません。この歌は、やはり 「恋への憧れ」ですから、素直に、のびやかに歌うスミでいいんです。

真夜中のギター  吉岡オサム/河村利夫/青木望
千賀かほるのヒット曲。彼女、フォークっぽいイメージで出て来ましたが、 やはり「歌謡曲」の範疇で捉えるべき人でしたね。

そしたら空は  秋田満津子/山県すみ子/小野崎孝輔
スミの高音の伸びが、とても良く出ています。メロディーも素直で。まさしく 「風・空・そして愛」ですね。

ぽかんとひとり日曜日  木崎武重/後藤忠紀/小野崎孝輔
子供の頃、雲っていろんなものに見えていました。私自身、時の経つのも 忘れて雲の世界に空想の翼を広げていましたっけ。

ママレード色の恋  山県すみ子/大本敬啓/小野崎孝輔
思春期の女の子が可愛いノートに書き綴った詩に、曲を付けたみたいな ものでしょうか。でも、歌を聴いていると、風景やイメージが広がるのを感じます。
やはり、非凡な才能の持ち主だと言えるでしょう。

あの人が好きなのに  山県すみ子/山県すみ子/小野崎孝輔
まさに少女(或いは、いまは絶えて久しい「乙女」)の憧れ・夢そのもの ですね。こんないいものを持っていたんだなあ。

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