1975年5月にデビューして以来、もうすぐ2年目を迎える春・・・。
その、温かみのある清純な雰囲気で一定の人気はあったものの、今ひとつブレイク
できないでいた讃岐裕子に与えられた新曲はしかし、まったくの新曲ではなく、アグ
ネス・チャンのB面曲「ハロー・グッドバイ」のリメイクでした。
この時点での所属プロダクションやレコード会社の、讃岐裕子に対する営業面での
評価が見え隠れするような気がします。

しかし、その低予算プロモートによって、彼女の名前が永く記憶される事になったの
ですから、世の中判りません。
いくらリメイクとはいえ、楽曲自体は大変優れたものでしたし、アグネスよりも讃岐
裕子の、儚げな声質により合っていたと言えるでしょう。
不確かな恋の行方への、不安な乙女心を伝えてくれるのは讃岐裕子だけなのです。

・・・後年、柏原よしえが2度目のカヴァーをしたとき、「これは違う・・・」と感じるととも
に、「ああ、これでこの曲は柏原よしえの曲として世間に認知されてしまうんだろう
な」と寂しい気持ちを感じたものでした。
(2003.11.16)

 ハロー・グッバイ
 作詞 喜多條忠 作曲 小泉まさみ 編曲 竜崎孝路
 めぐり逢うために
 作詞・曲 小泉まさみ 編曲 青木望
  L-71R WARNER-PIONEER  1977.3

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